【DD51 1167】 非電化石油専貨の魅力
- 2018/08/31
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無煙化以降の北海道との鉄道と云えば、キハ82系おおとり、DD51重連ニセコ、荷42レなどが当方としては伝説クラスの列車。なんとか、乗ったり、見ることができたというのが、客車急行利尻、天北、大雪、ED76-50051型牽引客車、キハ82系北斗。まあまあ自己満足できる程度の走行写真を残せたのが、北斗星色DD51重連牽引道南ブルトレ、DD51B更新重連牽引石北臨貨といったところになりましょうか。いまだに函館本線山線にDL牽引客車列車があるなんて聞くと居てもたってもいられなくなる性分では、あります。あればいいんですけど・・・
さて、前置きが長くなりましたが、北海道と云えば、何と言っても重厚な耐寒装備を施したDD51A寒地型でしょう。90年代後半から2010年代にかけて、道内至るところで活躍していました。では、どこにこだわりを持つか?と思案しましたところ、やはり北海道らしい景観と云えば野趣溢れる勇払の大原野だと思った訳でした。ただ、せっかくですから電化された千歳線ではなく、ディーゼル機関車が本来の性能を存分に発揮できる非電化路線で撮りたいもの。ちょうど貨物時刻表を見ると、本輪西-北旭川の間で5371レ・8170レが日中撮影できそうな時刻でありまして、考えてみれば2000年以降では国内の多くの石油専貨は電化区間か非電化でも市街地区間の走行ですから、沼ノ端-遠浅のみに限らず、岩見沢までの非電化区間を走破するのは大変魅力的に映りましたし、かつての石炭輸送時代の面影もまだ色濃く残っていますから、これを逃す手はないなということになりました。
今回は2001年8月に撮影した5371レを。長栗大橋から撮影してみました。蒸機時代は、もちろんこの橋はなく、背後の丘から旧下り線(1990年栗山トンネル崩落により廃線)を俯瞰出来た名撮影地でしたが、もはや2001年当時でも旧下り線には樹木が生い茂り、かなり見通しが悪くなっていました。
場所によっては、北行きの5371レでも順光で撮れるのは驚きでした。
2001年8月 5371レ 栗山-栗丘
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